大貫のり夫

おおぬき 憲夫
日本共産党横浜市会議員
スクランブル交差点

シリーズ『あおば子育て事情』146  奈々子に 吉野弘

2014年1月27日

シリーズ「あおば子育て事情」は江口 寛さんの文です。彼は30年来の私・大貫の友人です。私の市政ファイル420号からの転載です。

 詩人の吉野弘さんが亡くなりました。教科書に採られた吉野さんの詩の一つ「奈々子に」は、こう始まります。

赤い林檎の頬をしている
眠っている奈々子。

お前のお母さんの頬の赤さは
そっくり

奈々子の頬にいってしまって
ひところのお母さんの
つややかな頬は少し青ざめた
お父さんにもちょっと
酸っぱい思いがふえた。

唐突だが
奈々子
お父さんはお前に
多くは期待しないだろう

生徒たちは逆説的の表現に戸惑います。生後間もない娘に「多くは期待しない」と言う親がいるなんて…
そこで、(他の親のようには)と、補ってごらんと言います。

ひとが
ほかからの期待にこたえようとして
どんなに自分を駄目にしてしまうか
お父さんははっきり
知ってしまったから。

戦争に散った友人のことでしょうか、労働運動に挫折した友人のことでしょうか。(つづく)

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