シリーズ「あおば子育て事情」は江口 寛さんの文です。彼は30年来の私・大貫の友人です。私の市政ファイル429号からの転載です。
学校事務室の詩人・洲史さんから「パンが飛ぶ か」という詩が届きました。
中学校給食
中学校の教員は ほとんど反対だ
ぼくも反対だよ と 君は言う
45分授業から50分授業に変更させられた授業時間を確保せよと言われる
このきつい時間割のなかで
今 昼食の時間割は わずか15分
これは 弁当だからできること
給食になったら
配膳 片付けと余分の時間がかかる
この時間をどこから生み出せと言うのか と 君
第一 配膳なんかできないよ
あいつら 牛乳パックを投げる
パンを投げる
教室でパンや牛乳が飛び交うことになる
普段の指導だけで精一杯なのに
給食は新たなトラブルの種だ と
(詩は、弁当を持ってこられない子ども、持ってきた弁当にも大きな格差があることに触れ、愛情弁当論や弁当販売のおかしさを告発し、「君の疑問や不安は/全国の知恵に学べば きっと解決できる/牛乳やパンが飛び交うことなく/くったくのない給食時間が実現できるはずだ」と結んでます。)