大貫のり夫

おおぬき 憲夫
日本共産党横浜市会議員
スクランブル交差点

シリーズ『あおば子育て事情』(172)中学国語教科書

2015年6月30日

シリーズ「あおば子育て事情」は江口 寛さんの文です。彼は30年来の私・大貫の友人です。私の市政ファイル482号からの転載です。

4年前の中学校の教科書採択時、「国語の教科書に暗い教材が多い」と発言した教育委員がいました。その例に、「少年の日の思い出」(ヘルマン・ヘッセ)を名指した委員もいた。そして、二人とも社会科では育鵬社に投票しました。

01c_0020「少年の日の思い出」の次は戦争を題材にした教材をやり玉に挙げるのではないかと危惧していました。また、教科書編集者の自主規制も心配でした。

今回、改訂された教科書を見ると、杞憂に終わってホッとしました。「少年の日の思い出」は5社全部が載せています。妹の疎開生活を描いた「字のないはがき」(向田邦子)も4社が載せています。「大人になれなかった弟たちに…」(米倉斉加年)、「無言館の青春」、「碑」(広島2中1年生322人全滅の記録)、「わたしが一番きれいだったとき」(茨木のり子)なども健在でした。  昭和18年、高等女学校3年の三芙美は「おなかいっぱい、ご飯が食べたい。もんぺじゃなく、普通の洋服が着たい」と願う少女だった…で始まる、「花や咲く咲く」(あさのあつこ:三省堂)も、取りあげたい作品です。

こうみると、育鵬社支持の委員の教材観の方が特異なものだった訳です。教科書採択まで1カ月、「戦争法案」反対とともに、「現場教師、子どもの声を聞いて教科書を選べ」の声を更に、大きくしていきたい。

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