大貫のり夫

おおぬき 憲夫
日本共産党横浜市会議員
スクランブル交差点

シリーズ『あおば子育て事情』177 学校事務職室の詩人 洲 史

2015年9月29日

シリーズ「あおば子育て事情」は江口 寛さんの文です。彼は30年来の私・大貫の友人です。私の市政ファイル494号からの転載です。

10c_2014都筑区在住の市立小学校の事務職員の洲史(しま・ふみひと)さんが詩集「小鳥の羽ばたき」を刊行した。

 巻頭詩は、「事務室の窓から」・・
 昇降口を静かに開けて親子連れが校門に向かう/子どもが一時間目の終わり頃に熱を出した/保健室からの連絡で母親が・・・

 あの母親を ぼくは知っている「離婚しました/児童扶養手当の手続きをしてきました/就学援助の申請に来ました」・・・

 あれから数年たった/ようやく正社員になったと聞いている/突然の休暇は簡単に取れたのだろうか・・・

 学校で児童・生徒が具合悪くなった時、保健室で様子を見るのは1時間、改善しない場合は保護者に連絡して引き取ってもらう。こんなマニュアルの学校が多い。しかし、それが簡単でない家庭事情を彼は知っている。申請書類もただの事務処理ではない。家庭と学校の絆をつむぐ宝であった。

 文字通り「気は優しくて力持ち」の彼。また一人、大切な人が教育現場から去っていく。悲しさ。

 教育者として、いや、人間として忘れてならない「優しさ」がいっぱいの一冊です。
 
洲史詩集「小鳥の羽ばたき」(コールサック社:1500円+税)
本についてはこちらをご覧ください。

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