大貫のり夫

おおぬき 憲夫
日本共産党横浜市会議員
スクランブル交差点

シリーズ『あおば子育て事情』188 誤・進路指導

2016年3月29日

シリーズ「あおば子育て事情」は江口 寛さんの文です。彼は30年来の私・大貫の友人です。私の市政ファイル518号からの転載です。

植物010 春、夢、希望の言葉がふさわしい進路指導が生徒を追い詰め、死に追い込んでしまっていた。しかも、過去に万引きしたという誤った記録のために。広島県府中町の中学3年生自死事件。
 現役時代、進路指導は大変だがやりがいのある仕事だった。「良さも弱さも丸ごとの自分を知り、どんな大人になりたいか、どう生きていきたいか考え、そのために今の自分を変えていこうと夢と希望を膨らませる、そのための適した進路を生徒と一緒に探そう」と。だから、夜遅くでも、休日返上でも頑張れた。
 ところが、今の学校は様変わりし、「一度でも問題行動を起こしたら推薦がもらえないぞ」という指導(いや脅し)がまかり通っているのでは
ないだろうか。現に、自死した生徒の中学校では、今年度、推薦基準を「3年時に触法行為がない」から「1~3年時にない」に変更していたそうだ。
 3年生であっても、万引きなど「出来心での失敗」を一度でもしたら進路を断つというのは、余りにも酷ではないだろうか。まして・・・
 「学校は失敗をするところだ」という寛容さは全くなく、生徒や保護者は失敗を押し隠すようになるだろう。生徒は、「このクラスは担任の先生に言っても聞いてくれないという空気がある」と、家族にこぼしていたそうだが、担任個人への抗議ではなく、日本の教育界への警鐘と、とらえるべきだろう。

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