大貫のり夫

おおぬき 憲夫
日本共産党横浜市会議員
スクランブル交差点

シリーズ『ちょっと法律の話とか』(31) またも共謀罪!

2017年2月2日

東京合同法律事務所 弁護士 馬奈木厳太郎

このシリーズの25回目(2016年9月)で、『「共謀罪」の導入がまた目指されています』と題して共謀罪の問題点を取りあげましたが、政府はこの通常国会でまた共謀罪法案を提出しようとしています。そこで、私も何度でも取りあげます。

共謀罪の問題点は多々ありますが、今回は3つに絞って論じたいと思います。

1つは、犯罪を行うことを「合意」した、あるいは「準備行為」を行うことで処罰されうるという点です。実行行為のはるか以前から処罰を可能とする前倒しの発想は、結局は警察の監視や捜査の前倒しにつながるものであり、従来の刑事法の原則からしても相いれないものです。

2つは、「合意」の範囲があいまいで、その場での会話やその場に居たことだけで処罰される危険性があるということです。思想や内心の考えを理由に処罰することに限りなく接近する考え方で、憲法に適合的なものとはとうていいえません。

3つは、運用の適正さが担保されないことです。対象犯罪が600を超え広範な行為が対象となっていること、犯罪が起こっていない段階で処罰しようとする性質からして、時々の政権にとって不都合な勢力の活動を抑圧するものに転化しかねないという危険性が拭い去れません。民主主義を弾圧する武器ともなりかねないのです。

 典型的な悪法である共謀罪。国会への提出を許してはなりません。

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