シリーズ「あおば子育て事情」は江口 寛さんの文です。彼は30年来の私・大貫の友人です。私の市政ファイル326号からの転載です。
「新年の思いを漢字一字で書き表してみよう」という授業風景を見学した。良、挑、努、読、学、向、進、伸、真、友、信、楽、笑、明・・・若者は健全だ。
そんな中で、「諦」と書きだした生徒がいた。「えっ、13歳で、そんなのありっ?」と思っていると、赤ペンをもって「諦」の上に大きく「×」をつけた。うん、ひと安心!
そうだ! どじょう首相の「ネバー、ネバー、ネバーギブアップ」にも、大きく「×」を付けよう! なんとしても消費税アップを諦めさせるまで頑張らねば・・・。
新春の寺院巡りの中で、「不両舌(ふりょうぜつ)」と大書したポスターを目にした。「二枚舌を使わない。食い違うことばかり平気で言えば信用を失う。思いやりのある言葉を話そう」という教えだそうだ。マニフェストを次々に破っている政権党への痛烈な批判と見たが、いかが・・・。
「不両舌」は「十善戒(じゅうぜんかい)」(江戸時代後期に広められた十の善き戒め。お遍路さんはこれを確認して旅するそうだ)の一つ。
自分への戒めにと他の9つをあげると、
不殺生(ふせっしょう) 故意に生き物を殺しません。
不偸盗(ふちゅうとう) 与えられた以外盗りません。
不邪淫(ふじゃいん) みだりな関係を持ちません。
不妄言(ふもうげん) 嘘をつきません。
不綺語(ふきご) お世辞・噂話を言いません。
不悪口(ふあっこう) 乱暴な言葉を使いません。
不慳貪(ふけんどん) 異常な欲を持ちません。
不瞋恚(ふしんに) 異常な怒りを持ちません。
不邪見(ふじゃけん) )間違った見解を持ちません。