シリーズ「あおば子育て事情」は江口 寛さんの文です。彼は30年来の私・大貫の友人です。私の市政ファイル332号からの転載です。
「職場体験報告会」を参観した。新しい教育課程の目玉で、文科省は5日間の「職場体験」を薦めているが、近隣の中学校では1日か2日がやっとのところだ。それでも、図書館、消防署、保育園、幼稚園、ケアプラザ、病院、農家、農産物直売所、スーパー、和菓子屋、ケーキ屋、レストラン、コンビニ、宅配業…等で、普段の学校生活では得られぬ体験をして帰ってきた。
◇小さいころからあこがれていた司書になれてうれしかった。本をもとの棚に返すのは意外と大変だった。(図書館)
◇固定資産税がけっこう大変で、農地を売ってしまったり、アパートにして転業した人もいるそうだ。(農家)
◇ジャガイモの収穫をした。小さなイモは捨てられてしまう。なんだかもったいないような気がした。(農家)
◇野菜を均等にトレイに入れるのが大変だった。でも、ベルトコンベアはゆっくりなので助かった。(お弁当屋)
◇冷蔵庫の出入りがつらいそうだ。夏なら快適かと思ったが、温度差がありすぎて大変なのだそうだ。(和菓子屋)
体験を基にして、こんなクイズを作った生徒もいた。
1、警察犬になれるのはどんな犬でしょうか?
(1)チワワ、(2)シェパード、(3)どんな犬でも
2、喫茶店でカップを温めておく方法は?
(1)カイロを使う、(2)レンジでチン、(3)お湯を入れておく
3、接客で一番大切なことは?
(1)大きな声、(2)笑顔、(3)クレームへの対処