市立小中学校には雨水をトイレの洗浄水として利用する施設を持っている学校がある。そのうち18校の雨水利用施設で雨水を浄化する過程で沈殿した堆積物から、国が飛散防止措置を求める1㌔㌘あたり8000ベクレルを超える放射性セシウムを検出した。最大は鶴見区の末吉小学校のセシウム1万6800ベクレルを検出。しかし、トイレの洗浄水からは18校すべてから放射性物質は検出されなかった。
市教育委員会は先月29日にその事実を公表したが、昨年12月26日に判明後3カ月間公表をしなかった。担当課長の説明では「混乱しないよう、堆積物の保管方法などの対応が固まってから、公表した方がいいと判断した」と説明している。
雨水利用施設の構造は次の通り