大貫のり夫

おおぬき 憲夫
日本共産党横浜市会議員
スクランブル交差点

クリーンハンドの原則とNHK

2012年5月19日

おかしいぞNHK

 今日のしんぶん赤旗に「トップが東電の社外取締役」「おからしいぞNHK」という記事がありました。この記事を読んで、頭の豆電球がピッコと光ったのは、ついこの間読み終えた山崎豊子の小説「運命の人」の中にあった「クリーンハンドの原則」という言葉です。

クリーンハンドの原則とはとネットで調べると「悪いことをしていることをしている人に人を訴える権利はない」というもので、「運命の人」では「他人を責めるものは、自分の手が奇麗でなければならない」と法曹界の重鎮が若い記者に説明していました。

 「運命の人」でも「マスコミは社会の木鐸」であれといことが語られていますが、NHKと東電は、報道する側とされる側という利益相反関係にあると思うのです。今度、NHK数土(すど)文雄経営委員長が、東京電力の社外取締役に就任するとされています。これでは、NHKの中立性・公平性が疑われても仕方がありません。

 クリーンハンドの原則の件に戻ると、数土氏が東電の社外取締になることは、数土氏が非常勤であることから兼任は禁止されていないため、制度上は問題ないとされています。つまり「悪いこと」はしていないというのです。 しかし、NHKは東電の債権を132億円所有しています。それだけでも中立・公正な報道がされるか疑問符が付くのに、その経営委員長が東電の社外取締になるということ自体、国民に対して圧倒的な影響力を持つメディア・報道機関として許されることではありません。つまり「悪いこと」なんです。その手は「金銭」で汚れているのです。

ブログ新着記事

  • 過去の記事

PAGE TOP